黒澤明監督の映画を見る 「用心棒」
まず「天国と地獄」次は「姿三四郎」を見ました。
黒澤というとなんだか重たい感じがしたので、まずとっかかりに「アクションっぽいかも」と思われた柔道映画「姿三四郎」を見ました。けっこう気軽に見れたので、というより「おもしろかった」ということで、つぎは大作「七人の侍」を見ようかとTSUTAYAに出かけましたら、誰かが借りている。ビデオはありましたが、やっぱりDVDでしょ、ということで、このたびは、「用心棒」を借りてきたました。
「天国と地獄」でも主役を務めた三船敏郎。彼は黒澤に重宝されたんですねえ。まったく対照的な仲代達矢も重宝されたようですけど。
「用心棒」では飄々としたわけわかんない浪人を三船さんは演じてました。
昔の日本人はこれで納得したんだなあ。
どんなキャラかといいますと、
まったく縁もゆかりもなくただ、たまたま通った宿場町のヤクザの抗争を見て、解決してやろうと命を懸けて闘う男なんです。
一見、飄々として、がめつく夢見るような男ではないんです。そのくせボランティアで街の清掃活動をやるんですよ。
たとえば、自分の愛する女性が抗争に巻き込まれて殺されたとか、その恋人に大金をもらって頼まれた、というなら分かります。
まったくの無償で、誰にも頼まれず、偶然に任せてやってきた宿場町のヤクザのもめごとに割って入って掃除しちゃうなんて、どうも分からん人物ですよ。
でも、1961年封切った時代のの日本人には分かったのかなあ。
昔の日本人はそれだけおひとよしだったってことですかねえ。
1972年には「あっしには関わりのねえこってござんす」という言葉で大ヒットした木枯らし紋次郎とはずいぶん対照的ですよね。この頃から日本人は変わったんでしょうか。つまり私のような人間が排出するようになったんでしょうか。
木枯らしの巻き上げる宿場町を用心棒桑畑三十郎(?)が歩くシーンは、妻いわく「西部劇みたい」
黒澤は西部劇をふんだんに取り込んだのでしょうか? でも同時に遠近法とでも申すのでしょうか、黒澤流の画面構成が巧みで3D演劇みたなところがチョーウケますよね。
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コメント
おっしゃるとおり、黒澤映画には三十郎のような"おせっかいやき"がたびたび登場します。
『酔いどれ天使』の志村喬演ずる町医者が典型ですが、『生きものの記録』の老主人公や『七人の侍』の侍たちもまたおせっかいやきといえます。
黒澤自身もこういう人のいいところがあったようですからね~。
投稿: クリシェ | 2005年6月26日 (日) 14時46分
クリシェさん
コメント ありがとう!
きょうはツタヤから「ぼくの彼女を紹介します」と黒澤「どん底」借りてきました。
また、感想文書きます。
投稿: とおの とほ | 2005年7月 1日 (金) 23時25分